温泉へ行こう
−温泉に行くまで編−
「ねぇ・・・何だか暇じゃない?(−ω−)。゜」
玉座に頬杖をつきながら、アンジェリークが鬱々しそうに言う。
「陛下っっ!!何ですかっ!その格好は(- -#)」
ロザリアはそう一喝するとアンジェリークの桜色の頬を支えている
細い腕を払う。ロザリアの行動を予期していなかったアンジェリーク
はカクッと頭が落ちる・・・。
「酷い・・・。ロザリア、頸ちがえちゃったじゃない・・・(x_x)」
痛そうに頸をさする・・・。
「ここを何処だと思っているんですか!見て下さい。守護聖の皆様が
呆れていますよ!」
そう、ここはアンジェリークの私室では無く。守護聖が集まる謁見
の間である・・・。
「えぇ〜・・・。だって、皆に集まってもらって報告を聞いても何にも無
いじゃない・・・。(何にも無かったです)って報告受けるだけでしょ
?そんな為にここに集まるなんて・・・(-_-)」
「それも、ご公務です!」
守護聖達はアンジェリークとロザリアの遣り取りを静かに聞いてい
る・・・。下手に口を出して己に火の粉が降りかかるのを恐れているので
ある・・・。下手に口を出したら本当に何をされるか分からないのである。
「だって、聖地って平和過ぎるんだもの・・。しかも(女王は危険だから
外に出では行けません。)とか言われちゃって、毎日部屋の中でくさ
くさしちゃうわよ・・・ねぇ〜ロザリア。1日で良いんだけどお休みく
れない?」
アンジェリークは瞳を潤ませ手を顔の前で組んで頼む・・・。ロザリアは
(ほら来た・・)とばかりに大きく溜息をついた。
「そんなのダメに決まっているじゃありませんか・・・。」
「守護聖の皆にも休みが必要だと思うのね!心を休める時がなければ
ここぞと言う時の精神力が続かないと思うんだけど・・・」
女王らしく皆のことを考えているアンジェリークに思えたが・・・
「陛下。そんな、もっともなこと言ってもダメですよ!」
「そんな!酷い、ロザリア。私が嘘付いているとでも言うの?」
がぁーんΣ(゚∇゚|||)と言った効果音と共に演技がかったそぶりをアン
ジェリークはした。そんな素振りでも守護聖は騙せてもロザリアは騙せ
ない・・・。
「勿論です!信用できません。」
きっぱりとロザリアは言い切った。アンジェリークはしくったとばか
りに次の案を振り絞ってるとそこにある決め台詞を思い付いた。
「休みが貰えないなら・・・・家出をするわよ・・・」
「なっっ!それは困ります。陛下Σ(゜□゜;)」
それまで口を出さないと決めていた守護聖の中から声が上がる。それ
を見たアンジェリークがにっこり。
「でしょ。ジュリアス、だからお休みが欲しいのだけどこの私の優秀な
る補佐官様が許して下さらないの・・・。貴方からも言って下さらない?」
「あっ・・・あぅ・・・・」
家出をされるのは困るだが皆で休みと言うのも困る返答に困ってしまう
ジュリアス。
「ねぇ・・・ジュリアス様お願い」
アンジェリークは今にも泣きそうな瞳でジュリアスに訴える。ロザリア
は(しまった・・)と頭を抱えていた・・・。もっとも純粋で女王陛下に忠誠を
誓うジュリアスがアンジェリークの罠に引っかかってしまった。こうなっ
てしまえば後はずるずると罠に落ちるのみ・・・。
「・・・・ロザリア。(T_T)」
ジュリアスはアンジェリークの罠に落ちたことを深く己で反省し、ロザ
リアに助けを求めた。
「陛下・・・。分かりました休みを取りましょう。ですが、誰も居なくなっ
た聖地はどうなるのですか?」
「あぁ、それなら心配入らないわよv時空の差が激しい惑星に行けば良い
んですもの。・・・・それで、私色々調べたんだけれど・・・・前にルヴァが疲
れには温泉が良いって言っていたから、行き先は温泉ねvそれで・・・」
この言葉で全てがアンジェリークの計画通りだったと知る。アンジェリ
ークはもう行き先まで決めていたのだ・・・。
「・・・・と言うわけで、決まりぃ〜。街は一緒だけど泊まるところは守護聖
とは別ね!休みまで私に気を使っていたくは無いでしょ?出発は明日ねv
以上報告会終わり。早く帰って支度しなきゃね!」
そう一気にアンジェリークは言い切ると早々と部屋を出ていこうとする。
「陛下っ!そんな急に言われてもシャトルの用意が・・・」
出ていこうとするアンジェリークをロザリアが引き留めた。
「えっ!?シャトル?心配ないわよ、もう手配しているからvそれじゃぁね」
いそいそと出て行ってしまったアンジェリークを溜め息と共に送ったロザ
リアは疲れ切った顔して小声で・・・
「すみません。そう言うことですので、皆さん宜しくお願いします。」
と言いアンジェリークの後を追った。年若い守護聖は喜び中堅3人は喜ん
ではいるが表には出さない。筆頭達3人はとっても複雑そうに謁見の間を後
にした・・・。
「きゃーーーーーvv良いところじゃない?ねぇ、皆。(*^。^*) 」
シャトルに乗ること数時間、女王陛下ご一行は煙が所々立ち上る温泉地に
来ていた。
「陛下、そんな大きな声で・・・。皆様が見ていますよ!」
とロザリアに注意を受けるが何処吹く風、そんな言葉は気にしない。
「だって、こんな大人数で見栄えがいい人ばかりですもの見るな!って言
う方がムリよ。」
言い換えされて、何も言えないロザリアだった。
「じゃぁ、皆ここで解散ねvゆっくり休むのよ!これは女王命令ね。さぁ、
ロザリア私達の宿に行きましょうv」
ばいばぁ〜いと手を振って1人先に宿に向かうアンジェリークを必死に追
いかけるロザリアを見て皆・・・
(陛下と同じ宿でなくて良かった・・・・)
と安心するのであった。
「さぁ、そろそろ私達も行くか・・・・」
「えーそうですねぇー(^_^)」
ジュリアスが先頭を切って宿に行こうとすると、側にいたルヴァがいやに
機嫌が良いことに気が付いた。
「ルヴァ。そなた、そんなに『温泉』が良いのか(?_?)」
「えっ?えぇ、ジュリアスは知らないのですねぇ〜。温泉というのは実に身
体の疲れを癒してくれるお風呂なんですよぉ〜」
「そうなのか?是非入ってみたいものだな・・・」
「えぇ、皆で是非入りましょうねぇー」
と皆を引き連れて歩くのも忘れ道のど真ん中で話し込むジュリアスとルヴァ
その為に後ろに続く他の守護聖は足止めをくっている。
「おいっ!おっさん。そんなとこで話し込むんじゃねーよ、話すなら宿に行
ってからにしな」
ゼフェルに言われてから二人は気が付いた。確かに見れば他の守護聖が困っ
たように立ちつくしている・・・。
「すまない・・・・」
「あ〜、すみません。すっかり話し込んでしまって・・・さぁ、行きましょうか」
「さっきから早く行きたいんだけどねぇ〜★」
オリヴィエの言葉にグサッと来ながらも守護聖ご一行様は宿にと急いだ。
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