日常。
            くにみつ君。             くにみっちゃん。             みっちゃん。             ミチ。                      おい。                           コレは幼馴染みのアイツが俺を呼ぶ過程だ。母親同士が仲が良く家が近いと言             うこともあり・・・幼馴染み暦・産まれた歳分だ。              今日は部活の無い日曜日で紅茶でも飲みながら本でも読もうと二階の自分の部             屋から下に降りまた自分の部屋に戻ってきた時には先程まで自分ただ1人しか居             なかった部屋に侵入者がいた。             「景吾、またお前窓から入ったな・・・危ないから何時も止めろと言っているのに」              手塚の部屋に居たのはあの氷帝の跡部だった。                          「あ〜ん?良いじゃねぇか近いんだしよ」              近いも何も跡部と手塚の家は隣同士。お互いの部屋は隣り合わせでその距離は             なんと1b。             「だが、もしもと言うことが・・・」             「俺はそんなヘマはしねぇ、誰かサンと違って。」             「何か言ったか?」                「別に・・・」              この無礼な幼馴染み跡部景吾は何時も窓から侵入してきては何時のまにか俺の             ベッドの上でゴロゴロとしている・・・。             「お?俺のために紅茶を持ってきてくれたのか、案外気が利くじゃねーか」              そう言うと手塚の持っているティーカップを奪い取るとゴクゴクと飲み干して             しまった。             「あっ!」             「美味かったぜ」                           紅茶を飲みながら本を読むつもりだったのに何が起きているのか脳味噌に伝達             されるのが少し遅れている間にゴクゴクと目の前で紅茶が飲み干されてしまった。             「お前、俺の楽しみを・・・」             「うるせーな。また持ってくりゃいいだろ・・・ふぁ・・・俺はちょっと寝るぜ」              そう言うとベッドにゴロリと横になって頭を壁の方に向けると景吾は寝てしま             った。             「おい!寝るなら自分の部屋に行け!」             「・・・・・・・」             「景吾」             「・・・・・・・」             「けーご。」             「・・・」             「けーちゃん。」             「止めろ!その名前で呼ぶんじゃねー」             「お前はそう言うけどコレが一番効くだろ?」               跡部の余りの嫌がる様子に手塚も日頃の恨みが少しは晴らせたのか口元に笑み             を浮かべている・・・。             「随分余裕じゃねーか」             「別に・・・・。そう言えばお前、部活はどうしたんだ?」             「今日は休みなんだよ。猛練習には休みも必要ってな・・・」             「そうか・・・」              ベッドに横になり頭を片手で支えながら椅子に座り本を捲る手塚を見る。             「なぁ・・・おい。」              本に熱中してしまっているのか手塚からの返事はない。             「ミチ。」             「なんだ?」             「映画でも見に行くか?・・・・暇だし」             「別にいいが・・・」             「じゃあ、行くか」              よっとベッドから身を起こすとカラリと窓を開けて自分の部屋に戻っていく。             「景吾!だから危ないと言っているのに」             「大丈夫だっつってんだろーが・・・・玄関で待ってろよ」              そう言うと跡部は自分の部屋のドアを開けて出ていってしまった。             「全く何度言っても分からない奴だな」              ふぅ、と溜息を吐くと財布を掴みと玄関へと向かった。多分もう先にアイツは             玄関の外で待っているだろう・・・。              「遅い!」              とブツブツ言いながら・・・・・